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Kasumiの独り言

AngelBreath

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2012/05/09(Wed) 食べるということKasumi MAIL 

今までのことをつらつら考えてみたら、昔から食品添加物やら
農薬のことは気にしていた。
学校の家庭科で習ったからだろうか?それとも生きていくうち
に自然に考えるようになったのだろうか?
覚えていないけれども、ハムを買う時には裏を見るのは昔から
だった。

手軽なレトルトなどに頼らず、ダシ入りなんとかもあまり使わ
ず、味噌汁も昆布と鰹節から毎日出汁を取ってきた。

薬もあまり好きではないし、アロマテラピーを取り入れるよう
になったのも当然の方向性だったろう。

それがこんなことになって、もっと深刻に気をつけなければな
らない状況になったので、ある時決心した。


弟と食べ物の放射能汚染について話をしていた。
事故当初からこどもの甲状腺癌のことや内部被曝の未知数の危
険からこどもたちを守ることを考えていた彼は放射能の検査を
きちんと行い、その数値を公表し、その上で安全であるとわか
っている食べ物を配達してくれる会社を選んでいた。

何年か後に自分の子供の喉にメスを入れるようなことになった
ら、悔やんでも悔やみきれないと弟は言っていた。

それを同じようにこどもを持つ友人に話し、一人でも多くのこ
どもを守りたいと言っていた。

最初は「何だ?それは」というような反応であっても、やはり
人の親、しばらくして「うちもその宅配にしたよ」という話を
聞くと話して良かったと思うと言っていた。

経済的な理由で続けられるかどうかと思っていた私も、優先順
位を考えたら、何かをやめてでもここは一番大事な食の安全を
とることを決めた。

最初に食材が届いた時、何よりも毎日のご飯作りと食事時間の
心の重さがすっと軽くなったことに驚いた。

前にも何度か書いたけれど、「いつもありがとう」といって食
べてくれるくんくんに、自分が選んで自分が作ったご飯で被曝
させているかもしれないことを思うとつらくてたまらなかった。

スーパーの棚の前でため息をつきながら、今までの倍近い時間
をかけて(その産地はどの程度の汚染だったか、その会社は今
まで偽装など不誠実がなかったか、原材料を見て危険度の高い
ものが使われているか、事故前の素材を使っているかなど、す
ばやく頭の中でデータ処理する)買い物をするのにも疲れてい
た。

「安全な食べ物だよ。一杯食べて。」

久しぶりに晴れやかな気持ちで食卓に着いた。

「美味しいね」
「うん、美味しいね」

当たり前のいつもの食卓の光景だった。

それからもう一つ、ちょっと気になっていた宅配にも入った。
これがまた食と生きると言うことを深く深く考えさせられるき
っかけにもなった。

出来る限り農薬を使わないで丁寧に育てられた野菜や、薬など
使って不自然な育て方をしない豚や鶏やそのたまごなど、多分
私が生まれる前くらいの日本で食べられていたものがそこにあ
った。

野菜は重く、味があった。

酪農の農家の方の想い、漁師さんのこと、今まで知らなかった
ことを身近に感じる。

それらは何でも本物の味がした。

私はかろうじて本物の味を知っている世代だ。

放射能うんぬんを抜きにしてもこれは価値のあるものだとすぐ
に確信した。

それから半年以上たった。


何もかも本当に美味しい食べ物たち。

先日などあじの開きを食べていてあまりの美味しさに思わず鯵
に「ありがとう」と言ってしまった。

そして驚いた。

食材にありがとうと心から思って口に出たこと。

くんくんがいつも言っていたことだった。

「命に感謝」

私達は命を頂いて生きている。

「その姿にしたのが人間であったなら、それをちゃんと最後ま
で食べることだよ」
くんくんはそういって、食べ物を残すことをとても怒る。

総菜屋でバイトしていた時、廃棄処分になった食べ物を見るたび
に怒りにふるえていた。
バイトから帰るといつもストレスを回復するためにたくさん寝
ていた。


お魚の命をいただいた。
だからちゃんと生きないと。

私は電子レンジをあまり信用していないのだけど、(もちろん便
利に使ってはいるが)食材になってもなお、命があったものは、
電子レンジによって何かが破壊される気がしていた。

ビタミンが壊れるとか言われてもゆでたり蒸したりする味の方が
好きだった。

それは自分の庭造りにも通じているのだと言うことにも気付いた。

いつか自然に還る物。
これが私の庭に置くかどうかの定義だったから。

すべてのことは繋がっているのだなと改めて思う。


「私、そのうち食べ物と会話出来るようになるかも」と生徒に言っ
たら、先生なら本当にそんな気がするとみんなが言った。

花と会話するんだから野菜と会話しても不思議はないね。

今日もありがとう。
私達を生きさせてくれて。
命をありがとう。

放射能はイヤだけど、そのせいで食べることについて考えが深くな
った。
どんな状況下に置いても何か学ぶことがあるのだな。







2012/04/30(Mon) じんましんの原因判明Kasumi MAIL 

食材を気にかけずに食べているTAROの体中にじんましん
が出て、ひどいことになっていたので、お昼ご飯を家か
らのお弁当にかえて少しでも内部被曝の影響を減らそう
と決意した話は以前書いた。

もう、放射能のせい95%限定の頭だった。

そんなに早く影響が出始めるのかどうかはこれまでのデー
タなどないのだから分からない。
持病がある人ほど影響を受けやすいと想像するだけだ。

とにかく、出来ることはして、家族を守ろうと思った。

仕事が忙しく、疲れがたまっていることもあったと思うが
お腹や背中などの皮膚に何か出た時は、肝臓をやられてい
ることが多い。

体のことに関する仕事をずっとしているので、解剖学以外
にも生理学の分野で少し分かることがある。

また、アロマテラピーの勉強を続けているので、それらは
密接に関わっている。

じんましんがなかなかおさまらない。

「今日は何を食べたの?」「どこへ行ったの?」
原因を探るべく、いつも聞いていたが、記録をつけようか
と思っていたところ、TAROがぼそっと言った。

「これかな」

ある飲料だった。

毎日のように飲み始めて一ヶ月以上経つ。
じんましんが出るようになったのは一月前くらいからだ。

落とし穴だった。

食べ物じゃなく飲み物だったとは。

それでも最初は「放射能?」と思った。
汚染されやすいものが原料だからだ。

ちょっと調べるから、それ飲まないで、といって色々調査
する。

すると・・・

放射能に汚染されているかどうかはいまだ不明ではあるが
それよりも「こっちか!」という記事にぶち当たった。

TVでも堂々とCMしてるのに。
電車の釣り広告なんかにもずっと出ているのに。

こんなに危ないものだったとは。

やっぱり不自然なものは食べたり飲んだりしてはいけない
んだな、とつくづく思う。

そういう可能性があるのに健康食品として売り続ける企業
にも腹が立つ。

添加物と遺伝子組み換え、抗生剤を避けていたらもう日本
ではご飯が食べられないけど、少しでも避けられるなら遠
ざけたい。

これにプラスして放射能汚染。
まさに複合汚染だ。

放射能の方はこのじんましんのように一ヶ月足らずで異変
に気付くようなものなら、今、日本はとっくに原発全廃に
方向が決まり、汚染された瓦礫の拡散などあり得なかった
はずだ。

大丈夫だ、まだ安全だ、気にしすぎるのは良くない、と何
もしていない人はいつ気付くのかな?と話したことがある。

「多分、家族とか本人とか、身近な人が急に亡くなった時
、もしかして」と思い始めるんだろうね、とため息をつい
た。

亡くなっても因果関係は調べなければわからない。

横浜に住んでいるととてもはんぱなので、避難まではなかな
か思い切れないが、リアルな知り合いが亡くなったり、具合
が悪いと聞くたびに、迫ってきているな、と心する。

もうすぐ薔薇の花が咲く。

薔薇たちも汚染されているが、私の庭で今年も咲いてくれる。






2012/04/29(Sun) 田舎の子Kasumi MAIL 

会社に就職したての時、同期の子達を見ていて思った。
田舎から出てきた子の純粋なこと。

私は神奈川県をふらふらしているので、特別あか抜けて
いるわけでもなく、普通にお洒落で普通にやぼったかった。

東京の子はわかりやすい言葉で言えばすれていた。

ある時、東京の子と静岡の子と私の3人で飲みにいった。
飲みにいったと書いたけど、私は昔からお酒が飲めない。
誘われたので何となくそういう場所に行っただけである。

今思えば、3人とも特にそういう場所に慣れているわけ
ではなかった。

静岡の子は「人が多いな」といってそのことに驚いてい
たようだが、東京の子は「イトコがナカメに住んでてさ」
などと言ったりして差をつけて都会人ぶりたい感じがみえ
ていた。

中目黒といえばいいじゃない、とちょっと彼の方にマイナス
ポイントがついた。

別に貸してと頼んだわけではないのに、何故か帰る前に東京
の子からハンカチを借りていた。
ほんの少し香水がしみこませてあって、せっかく用意したか
ら貸したかったんだな、と思った。

洗ってアイロンかけて返すの面倒くさいなと思いながらも一
応借りた。


別の日、同期の田舎から出てきた子達と原宿に遊びに行った
時のこと。

私は、まだこちらの土地に慣れない友人を案内するようなつ
もりでいたのだけど、新潟の子が言った。

男を3人引き連れてこっちの女はすごい。

小学生の頃、男の子分は3人いたことがあるが、その時は子
分のつもりではなく、本当に同期の友人スタンスだったので、
もしかしたら田舎ではそういう絵面はあり得ないのかもしれ
ない。

だいたい、私は友達に男も女も分けてない。
気が合えば一緒に過ごすし、つまらないと思えば一緒にいない。

まあ、そんな言われ方をしたけど、新潟の子も悪気はなく、ただ
驚いただけだったようで、そのあとファンクラブを作ったと言っ
ていた。

でも彼らが都会の生活に慣れた頃、自然にそれは消滅したようだ。

あ、今思いだしたけど、確か新潟の子に彼女が出来て、わざわざ
「彼女が出来たからファンクラブ抜ける」といいに来てくれた記
憶がかすかにある。

律儀である。

山形の子は本当に本当に見るからに純粋だった。
人間としてやさしかった。

これは後輩だけど、北海道の子も純粋だった。

目が違う。

何故こんな昔のことを思いだしたかと言えば、TVで純粋なこども
を見たからだ。
日本のこどもと顔が全く違う。涙が出るくらい可愛かった。
あの笑顔の為なら何でも出来る。

いや、日本でも田舎の子はやっぱりかわいい。

田舎田舎とバカにしているわけではない。

私は人として大切なことは何だろうと思っているだけだ。

人をあしらったり、要領よく立ち回ったり、こぎれいであか抜けて
いて、電車が5分間隔で走ってるところに住んでて、洒落たお店を
知っているから何なんだろう。


田舎で育った人は純粋な人が多い。
自分の利益だとか損得で動くのではなく、人として思いやる力を
なくしていないと思う。

文明が進んでいるとか、物質的に豊かだとか、そういうのと反比例
するのではなかろうか。

純粋であったかい人達を悲しい目に遭わせることをしてはいけない。




2012/04/25(Wed) 2011年3月のチェーンメールKasumi MAIL 

つい先日、山口県の三井化学岩国大竹工場で爆発火災があった。
作業していた方1人が死亡し、2人が重傷、隣接する別会社の工場
や周辺の住民を含め20人が軽傷、という怖いニュースを聞いた。

怖いのはそのあとで、その工場には劣化ウランが 3379本貯蔵して
あるという。

これって、めっちゃやばいんじゃないの?と驚いて、すぐに大阪に
住む姪っ子達にメールをした。

その日は西日本は雨。
雨に濡れたらダメだよ!

大阪ではこっちほど放射能に関する意識が薄いと思う。
注意するに越したことはない。

そんなメールをしたあと、ふとあることを思いだした。


震災の起きたすぐあとに、こんなチェーンメールが出回ったのを
覚えている方はあるだろうか?

「千葉のコスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、
雨などといっしょに降るので、極力雨に濡れないように注意して!」
と言う内容のメールがまたたくまに広まった。

普通に考えたら、LPガスが燃えたところで、そんなに遠くまで何か被害が
あるようには思えない。

震災のどさくさで誰かがたちの悪いイタズラをしているんだろうと思った。

コスモ石油のHPでも、「このような事実はありません。」とあったので、
とりあえずメールをくれた人達に「これはデマだよ。」と返事をして自分の
ところで止めたのだ。

なんか、似てないか?

そこで何となくつながった。
千葉のコスモ石油の近辺にも、もしかしたら放射性廃棄物が貯蔵されて
いたのではなかろうか?

内部の人だけが知っている秘密で、だから放射能が、とか書けず、
「気をつけて」としか伝えられなかったので、結果、デマになった。

さらに考えを深めると、震災以来、ずっと疑問だった一つのことがつながる
ような気がした。


何故千葉(特に葛飾区や松戸)の放射能汚染がひどいのか?


普通に考えれば、より、福島の原発に近いところから汚染されると思うの
だけど、千葉だけ飛び抜けているのは何故なんだろう?

劣化ウランが貯蔵されている袖ヶ浜とコスモ石油のある市原は微妙に近い。

そして葛飾区は下手すると福島と同じくらい汚染度が高いのだけど、東京湾
をはさんで向かい側だ。

まったくの想像なので、これをまたデマと言われても困るのだけど、私の頭の
中では?がつながった感じなのだ。

あまり真相に近づくと殺されるかも知れないのでこの辺にしておこう。

とにかく、怖いのは原発だけではないことを再確認した事件であった。




2012/04/19(Thu) 大事な人達Kasumi MAIL 

この一年、色々なことを考え、勉強し、話しを聞いて、
そして自分の目で見て耳で聴いたこと、すべてをひっく
るめて常に自分の頭で考えながら生きてきた。

そして、その時々で感じたこと、想いを自分のHPに書き
記して公開してきた。

「そういえばあの人どうしてるかな?」とHPに寄ってく
れた人達は、私が今、何を大事にして生きているのか、
何を知って欲しいのか、メッセージを受け取ってもらえ
ていると思っている。

ずっとずっと発信し続けているので、ネットをやる人達
には少なくとも伝わっているはずだ。

そのあと、声をかけるかどうか、反論するも、同調する
もその人の自由である。

興味がなければスルーだ。

自分自身も慣れないことで、知らないことだらけなので、
(何しろ踊ることだけ考えて生きてきたし、化学はダイ
キライだ)とにかくこの惨状に立ち向かわなければ、と
夢中でやってきた。

ところがである。

facebookもツイッターも、ブログも、今は携帯やスマホ
で事足りるので、ネットをやる人でも、自分から調べよ
うとしなければ、真実に近づけないということを知った。

たいていはリアルな場で放射能や原発の話をしてもスル
ーされて来たし、それでもめげずに声をかけているのだ
けど、あまりに周りの人達が真実を知らずにいることに
愕然とする。

例えば「セシウムだけ気をつけていればいい」とか「牛
乳をよく飲んでいる」とか「電気を沢山使って暮らして
いるので原発には反対しづらい」とか言ったこと。


これまで関わってくれた人達。
愛すべき人達。

違うんだよ、本当は。
本当のことを知らずに過ごしているのを黙っていて、そし
て、何かがあったときに、「疎まれても言えば良かった」
と後悔したくないと思った。

自分の知識もどんどんついてきたので、アドバイスをあ
げることも出来るようになった。

facebookで話しかけてきてくれた昔のダンス仲間が、私
の話を聞いてくれて、自分の子供のためにと考えを深め
てくれたのをきっかけに、まず、学生時代の友人2人と
稽古にずっと来てくれていた元生徒にメールをした。

おそらく彼女達はネットをやらない。
1人から返事が来た。

「気にしつつも1年もあれこれ食べて来ちゃってて、手
遅れかしら?!
いろいろ再確認、再認識したよ! ありがとう。」

こんな返事をもらった。
お礼を言われるとは思わなかったが、素直にすっと聞い
てくれたのはやはりお互いの信頼があるからなのだろう
か。言って良かった。

それから私は彼女の住んでいる地域や、家族構成などに
そって、知っている情報の中で最小限必要だと思うこと
を書いて送った。

今まで気にしてなかった人にあまり最初からあれこれ言
うと、気を重くさせすぎてしまうから。

とにかく今気をつけなければならないこと、4つ5つ。

これからも、少しずつ大事な人達に伝えていこうと思う。

いっぺんには出来ない。
その人その人で環境も違うし、ていねいに返事をしてい
きたいから。
もう時間がないのだ。
だからこそ、どうでもいいことにかけている暇はない。
大事な人達に想いを寄せて生きよう。

私が先にどうにかなるかもしれない。
そうなる前に、出来ることをしていこうと思う。

今からでも遅くないんだよ。

みんなも、大事な人に声をかけて行こう。
そして、何となく気になりながらも何もしてこなかった
人達も、気付いた時から、自分と自分の大事な人達を守
るために声に出そう。






2012/04/17(Tue) くんくんのフリーター生活Kasumi MAIL 

目指していた会社の面接すら受けられずにとうとう卒業して
しまったくんくん。

つなぎのアルバイトを探すも、やり方があまり上手くないの
かなかなか実働まで行かず。

でもやっとここのところ働きだした。

一つは倉庫の作業である。

多分、きついんだろうなとは思っていたけど、冷凍庫や冷蔵
だそうで、いつも半袖半ズボンのくんくんもさすがに長袖を
着ていった。

家から近いところで探したのに、「働きます」と決めた時に
実際の場所を教えてくれて、最寄り駅からバスだそうで、東
京行くより遠いね、という結果に。

何だか知らないけど朝四時に起きて行った。

そして二日目、風邪をひいていた。

風邪ひいて冷凍庫はきついだろうなあ、とかわいそうになった
けれど、それでも休まないくんくんであった。

三日目は毛糸の帽子を持っていったようだ。
そして私のユニクロヒートテックを貸してあげた。
何しろ彼は服を持っていない。

その後、随分前に登録だけしていたところから仕事が入り、そっ
ちの方がまだ楽かも、なんて言っていたので内容を聞くと、販売
機の補充の際に、助手席に乗っていて駐車禁止をとられないよう
にするバイトらしい。

時々は搬入など手伝うのだろうが。

「助手席に座ってるだけなら楽そう」とくんくん。
「ドライバー、煙草吸う人?」と聞いてみると、絶句していた。

そこまで考えが及ばなかったと。

もしもヘビースモーカーだったら密室で1日煙草の煙を吸い続け
る羽目になり、拷問である。

今や煙草はセシウム入りの可能性が大で、それを燃やすわけで、
煙草の火は800℃、セシウムが気化するのは671℃、燃やす
と33倍に濃縮されるわけで。

「例えば煙草を吸うと答えが返ってきてもそれでもう断れるわけ
じゃないし。」とくんくんは言って出て行った。

そして

その夜、顔を合わせた時に、ドライバーがヘビースモーカーだっ
たこと、最初に「だからごめんね」って言われたことを聞いた。

かわいそうなくんくん。
どんなにかつらかったろうね。

「仕事はどうだった?」と聞くと

「忘れたらいけないことだけど、思い出したくもない。」という
ので、きっと何か失敗をしたんだと思う。

叱られたらしい。

きっともうそこからの仕事は来ないだろう。

これも経験なのか。

だいたい世間知らずで、経験不足なくんくんなので、社会に出た
時、こうなるであろうとは予測出来た。

そして

また倉庫のバイトに行った。

すごいな。イヤになって辞めないところが。

私なんか味噌売り(訪問販売)のバイト、一日で辞めたもんね。
辛すぎて。

そんなこんなで例の本命の会社のバイトの募集に履歴書を再度出し
たくんくん。

何とか面接だけでも行けるといいよね。
そして何故今、定職に就いていないのか、どうしてそこで働きたい
のかだけでも聞いてもらえたらいいよね。

雇ってもらえなかったらそれも無意味なんだけれど。

本当に不器用で報われない。

だけど、明日のことを自分で決められるというのは素晴らしい自由。

こうしたい、と思った時、何かに拘束されることなく動ける自由は
朝から晩まで会社に縛られて、ろくに休みももらえないでいる人が
毎月のある程度保証されたお給料と引き替えに手放したものである。

例えばどこかに避難することになっても、しがらみも何もないので
さっと移動出来る身軽さ。

将来などというものは、今のこの国には誰も予想だに出来ない。




2012/04/10(Tue) タバスコKasumi MAIL 

お昼にスパゲティを食べていてふと思う。

タバスコは世界中、どこにいってもありそうだ。
日本でも昔からスパゲティにはタバスコと粉チーズは
セットだったし、アメリカでもイギリスでもイタリア
ンを食べられるお店には置いてある気がする。

少なくとも日本中のレストランにあると思う。

同じメーカーの、あの細長い瓶。

すごい。

そんな食材が他にあろうか?
醤油は日本だけだし、塩や砂糖などは世界中にあれど
メーカーはそれぞれ。

世界中で商売しているタバスコってすごい。

たぶん、家庭のタバスコは5年以上は同じのを使って
いるだろうけど。
ひどい場合は10年くらい冷蔵庫にあるかも。

腐っているのか、まだいけるのか、わからないせいか。

回転率は悪いけど、シェアは世界中。

タバスコの会社ってイタリアなのかしら?
今まであまりにいつもそばにありすぎて、考えてみた
こともなかった。





2012/04/05(Thu) バイトの達人出番ですKasumi MAIL 

くんくんのバイトがまだ決まらない。

「どうしてもそこにしか行きたくなかった」という会社は
4月になったらまた再度応募する、ということで聞いてい
たが、何とも理不尽というか、腑に落ちないところがあっ
たので、やっぱり根掘り葉掘り聞いてみる。

すると「4月になったら」ではなく「もう少し期間をおい
て」ということだったらしい。

年度が替わったら、と解釈して→4月、とくんくんの頭の
中ではなっていたのだ。

これはもう、かわいそうだけど、正直雇ってもらえる見込
みはないだろう。
ダメならダメで「あなたはここが足りません」と何故はっ
きり言ってくれないのか。

だんだん聞いていて腹が立ってきた。

人の人生をなんだと思っているのだ。

くんくんのどこが気に入らないんだろう?

だんだん親ばかになっていく。

こんなに誠実で正直で、純粋な人間なのに。

電車やバスを使っているふりをして交通費をちょろまかして
いる人もいる中、「歩いていくので交通費はいりません」と、
電車で一駅もあるのに歩いて交通費をもらわないでいたくん
くんなのに。

「手が遅い」と社員さんにねちねちと言われていたパートの
おばさんに対しても、「人には適性があるから」といい、一
緒になって蔑んだりしないくんくんなのに。

まあ、くんくんも「遅い」と言われていた一人だけどね。

面接を受けるところまでも行かせてくれないなんて、変な世
の中のシステムだね。

誠実とか正直だとか純粋だとか、そういうことは企業として
求めてないんだろう。

仕事が速いとか、そつなく上手くやることの方が大事なんだ
ろう。

3月の一ヶ月間、つなぎでバイトをすることにしていたので、
何度か面接に行っていたくんくん。

花粉症がひどくなるので室内で出来る仕事、それから人と話
すことが苦手なので接客は無理。
都内は通勤時間がかかりすぎるので、はずしていたら出来る
バイトがなかった。

結局のところ、みんな派遣登録のみで終わっていた。

面接は都内の本社でやることが多かったので、交通費損であ
る。

今だけのことだったら、牡鹿半島でワカメの手伝いにボラン
ティアに行けばいいと提案したが、却下された。

青年海外協力隊に応募したらいい、と言っても「気が進まな
い」という。

もどかしいことこの上ない。

やっと一つ、倉庫作業が決まったようだった。
それでも2日後にもう一つ面接があって、そちらが決まれば
そっちにしたいと言うので、(力仕事は向かないというか下
手すると行ったその日にもう帰ってと言われそうなので)
どんな会社なのか詳しく聞いてみた。

うーむ。

バイトの達人出番である。

「これさ、くんくん、どういう内容か分かってる?」

伊達に十数年バイトを掛け持ちしてない。
応募のページを見ただけでわかることがいくつもある。

これね、電話で喋らないといけないんだよ、勧誘ではないけ
ど、電話の相手は100%エステか美容院かネイルの店やっ
てる人達だね。

内容わかるの?話通じないでしょ?

また交通費と時間を無駄にするところであった。

その同じ会社がやっているもう一つの募集をみつけたので、そ
っちの方がまだいいんじゃないか?と推してみた。

くんくんは決心して電話をかけ、そっちの応募に替えてもらった。

やれやれ。

そっちはゲーム関係である。
エステや美容院よりもかなりくんくん寄りだと思う。

「でも勤務時間が19時までじゃ・・」としぶるのでそんなことを
言っていたらどこでも働けないよっ!と呆れると、
「帰るのが夜の8時過ぎちゃうんじゃ、みんなで夕食を一緒に食
べられないじゃない。」と悲しそうに言う。

そういう理由で夜勤務はイヤだったのか。

すごいな、ある意味。

どうせ月曜日も水曜日もお母さん、夜いないんだからさ。
夜一緒に食べたいんだったら帰るまで待っててあげるよ。
火曜日も木曜日も金曜日も待っててあげるから。

そしてくんくんは面接の前日、床屋さんにいって髪をこぎれいにした。

「どうして就職しなかったんですか?」
と面接の日、お昼ご飯のキムチチャーハンを食べながら面接官のように
聞いた。

あまり真面目に答えてくれなくて、そしてこういった。

「キムチチャーハンじゃ、口、臭くなるじゃない。」

しまった。ごめん。エチケットキャンディあげるから。


面接会場まで電車で2駅くらいの距離をまた歩いていくらしい。

「汗かいて臭くなるといけないから、背広、手に持っていきなね。」

臭い人は多分面接で良い印象を与えない。私なら一日中一緒に働くのは
イヤだ。

どうなるかな。どんなことも経験だ。






2012/04/03(Tue) 3人弁当Kasumi MAIL 

もともと皮膚が弱いTAROだけど、ここ数週間、原因不明
のじんましんのようなものがひどい。

一般的には疲れていたりストレスがたまるとそういう症
状が出るので、決算期で忙しいこともあるけれど、今の
ご時世、かなり気になる。

TAROは「俺は安い牛乳でいい」とか言って、放射能検査
しているかどうかもわからないスーパーの牛乳を、毎朝
シリアルにかけて食べている。

牛乳は本当にこわいのに。

しかも、聞けばお昼をコンビニで買っているらしい。
「何買ってるの?」と聞いたら「おにぎり」と言うでは
ないか!!

一番避けて欲しいものなのに。

ここ一ヶ月ほど、関東の中でもかなり汚染の高い千葉に
仕事に行っていることもあり、恐ろしいことになっては
しないかと心配でたまらなくなった。


「明日からお弁当作るから」

そう宣言した。
出張も多いし、そうでなくても現場に行くことも多く、
おまけに朝もとてもはやいのでお弁当は無理だね、と
今の会社になってからは作っていない。

というか、私が不規則な仕事で夜遅いことも多く、朝早
く起きてお弁当を作るのはかなりの負担。

寝不足では仕事に支障をきたすのでくんくんが高校を卒業
した時ににお弁当作りを卒業させてもらっていた。

でも、命には替えられない。

少しでも安全な物を食べてもらいたい。

あと何年一緒に暮らせるかわからないのだもの。
生活の形態を変えなければいけないかもしれないけど、一緒
に生きようとお互いに決めた相手。

晩年くらいTAROの為に時間を少し使おう。

そう決めた。

たかがお弁当。でも、とても深い決心がある。

お弁当初日。
「お弁当、ありがとう」と言ってTAROは家を出て行った。

その日の夜、じんましんは少し出たものの、ひどくはならず。

お弁当二日目。
私が早起きするので、朝のリビングに団らんの一時が生まれた。

ほんの15分かそこらだけど。

何だか家の中が愛に満ちあふれている。

「自分もおにぎり作って」とくんくん。
約束で、大学生になってからは自分のことは自分でしてもらって
いた。
卒業した今、おにぎりを持ってどこに行くのだろうか?と思ったら
バイトの面接のあと、どこかで食べるらしい。

私も今、リハにはおにぎりを作って持って行っているので、3人分
である。

朝からおにぎりを6つも作る。

おかずを考えるのも楽しい。少しでも寝ていたいので、10分くら
いで出来るものを考えたり、夜のうちに仕込んでおいたりする。

お弁当っておままごとみたいなんだ。

純粋に人を思って行動するとそこに慈愛の光が差し込んできて、空
気が変わることがある。

家族でもそうだ。

内部被曝は食物からがたい半なので、いい年の大人でもやっぱり気
をつけるに超したことはない。

今、そんなことで死んで欲しくないし、死なせたくない。

食べることで家族を守るのは母親なのだ。

「お弁当ありがとう」

「明日も作ってあげるから!
これからずっと作ってあげるから!」
玄関に向かって言った。






2012/03/30(Fri) 今だからあえて言うKasumi MAIL 

この一年でいろんなことがひっくり返った。

震災当初、被害にあった地域の人達、特に農家や漁師さん
たちを助けたくて、都内などで東北物産展などみかければ
わざわざ電車で重い荷物を抱えて、野菜など買って帰った
りしていた。

こういう時に不安をあおると、買い占めが発生したり、何
の得にもならないデマが飛び出すので、出来るだけ「どう
ということはない」といったスタンスでいた。

「福島ではみんな普通にホウレンソウとか食べてるし」と
いうネットの又聞きではない、地元の人の生のお話から
「なんだ、やっぱり大丈夫なんだ」と思ったりしていた。

けれども。

いい加減、国が動くと思っていた。

知識のある専門家や頭の良い人達が、時間はかかるけど
うまいことやってくれると思っていた。

けれども。

「大丈夫です」と言っていた人達がどんどん姿を消し、放射
能の汚染はおさまるどころか、拡大するばかり。

実は大丈夫だと信じ込まされていただけだった。
真実はいつもあとから知らされると福島のある人が言った。

誰も守ってくれない。

それを自覚した時に、一人、また、一人。
自分とその家族を守るために、立ち上がる。

いや、立ち上がって矢面に立っているのは、自分を守りたい
からではなく、守りたい人達がいるからだ。

多くの人は口をつぐむ。


何が危険で何を遠ざけるべきか。

分からない場合はまるごと拒否するしかない。

でも、私はやっぱり今、困っている農家の人や漁師さんたち
の助けを少しでもしたい。

それには信頼の置ける人がきちんと検査をして、これなら大
丈夫と売っているものを買うことだ。

福島でお米を作っているある男性が言った。

国の基準値以内だけど、やっぱり少し検出された。

「やっぱりゼロがいいでしょう、誰だって。
私達も無理にこのお米を食べて欲しいとは思ってない。
だから何とか汚染させないように工夫していく。」

ものによっては不検出の野菜やキノコもある。

検査をしなかったら、これらも出荷出来なかったり、ゴミに
なってしまうのだ。

きちんと検査結果を公表した上で売っているものを、産地を
見て買わないのはそれこそ本当の風評被害だ。

むしろ、南や西の本当はどうかわからないものの方が汚染が
全国に拡がりつつある今、リスクがあることを知って欲しい
と思う。

ファミリーレストランやコンビニでは福島産のお米が使われ
ていることがあるが、もし本当に大丈夫なのだったら、検査
結果を出して自分の会社の顔の太鼓判を押して欲しい。

どこそこの店は群馬産、栃木産だから注意せよとか大勢の人
に呼びかけるよりも、私は安全を守るべく誠意を見せている
店や企業を応援する。

「食べて応援」

いいじゃん。
ちゃんとわかってるんだもの。

山形の短角牛、出荷出来なくてとりあえず冷凍にしたものも
あるそうだ。
美味しいよ、やわらかくてね。

福島の農家が作ったほうれん草、甘くて美味しかった。

お孫さんが美味しいって言ってくれるからもっと頑張るって。


この先どうなるかはわからない。

今、不検出でも、明日出るかもしれない。

だけど、今、OKならそれはOKなんだよ。

何でもかんでも頭ごなしに「食べて応援=殺人」みたいに言わ
ないで、もっとたくさんのことを勉強して、知って、そして、
自分が食べる量なんかたかがしれてるけど、応援しようと思う。


国単位であるなら仕方ない。
(今、日本の食べ物はどんどん規制がかかっていて輸出出来る
ものが限られている)
現状から日本国政府が信用出来ないと見られている証拠だ。

でも同じ国内なのだ。
今、助けないで誰が?

たぶん、私が言っていることを理解してくれる人は少ないのだ
ろう。

分からない限り、出来るだけ外食や東北・関東ものは避けてい
る人と、家では「食べて応援してる」人は同じ思考と思っても
らえない。


今だからあえて言おうと思う。

農家の人は自分が作った野菜が美味しいねって食べてもらえる
ことを一番嬉しく思っているんだ。

条件付きだけどさ、家族で美味しくいただいてます。
それがこんなちっぽけな私にも出来ることだから。






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